初めての転職活動でやるべきこととは?やり方を分かりやすく解説!

初めての転職活動でやるべきこととは?やり方を分かりやすく解説!

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初めての転職活動を成功させるコツについて、プロが徹底解説します。新卒の就職活動との違いや事前に準備しておきたいこと、転職の基本的な流れなど、初めての転職で押さえておきたいポイントを分かりやすく説明します。初めてだからと妥協したくない人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

初めての転職で不安に感じるのは自然

初めての転職では、「採用してくれる会社はあるのか」「自分の能力・スキルは通用するのか」「そもそもどうすればいいのか転職のやり方がわからない」など、さまざまな不安や悩みを感じるものです。

実際、どれだけの人が転職に不安を感じているのかを調べてみました。エン転職が2020年8月に11,400名を対象に実施したアンケートによると、89%の転職者が転職を考える際に不安があると回答しています。おおよそ9割の転職者が転職に対して何らかの不安を感じているのです

特に初めての転職活動でよくある不安・悩みは以下の8つです。

・転職活動のやり方が分からない

・自分に合う仕事が分からない

・希望する会社の探し方が分からない

・自己分析がしっかりできていない気がする

・面接対策をどうすればいいのか分からない

・評価してもらえるか不安

・退職交渉をどうしたらいいのか分からない

・忙しくて転職活動する時間が作れない

転職に限らず、初めて挑戦することには不安がつきものです。しかし、不安や心配事を抱えたままでは思ったように転職活動が進まないのも事実です。そこで今回は、転職のやり方を通して初めての転職で感じる不安を解消し、転職活動のコツをプロ目線で解説していきます

不安が多い初めての転職で最初にやるべきこと

初めての転職では、最初に何をやるべきなのか悩むことも多いでしょう。まずは「自己分析」をおこなうことから始めましょう。

求人探しから始める人も多いですが、それでは転職の軸が定まらず、何となくでしか求人を選べなかったり、自分に合う仕事が分からなくなってしまいます。その状態で転職して「入ってみたら違った」と後悔する人を沢山見てきました。

自己分析では以下の3つを言語化すると、自分の転職の軸が整理され明確になるのでおすすめです。

・自分の強みと弱み

・将来のありたい姿・やりたいこと

・今の会社を辞めようと思っている理由

これらを十分に深掘りできていないと、面接で話す志望動機や転職理由も納得感が出ません。面接官も「その理由ならうちじゃなくても当てはまるのでは?」「採用しても頑張ってくれなさそうだな」と感じ、結果としてお見送りになりやすいです。

なんとか内定をもらえたとしても「想像と違った」というミスマッチに繋がり、転職を繰り返してしまいます。そうして職歴に傷がつくと、転職自体が困難になります。

自己分析をしっかりおこなってブレない転職の軸ができれば、このような事態は避けられます。転職先に何を求めているのか、譲れない条件を書き出して優先順位をつけてみてください。

とはいえ、これを一人でしっかりおこなうのは正直簡単ではありません。自信がない人は、マイナビエージェントなどの転職エージェントを活用してみるのも一つの手です。転職のプロならではの視点から自己分析をサポートしてくれるので、結果的に転職の成功確率も上がります。

そもそも転職するべきか迷っている人は、大手企業や人気企業からスカウトされる可能性があるビズリーチに登録して、機会をうかがうのも良いでしょう

転職のやり方は3つある

転職のやり方は大きく以下の3つに分かれています。

・転職エージェントを使った転職のやり方

・直接応募による転職のやり方

・ハローワークを利用した転職のやり方

どの方法で転職すべきかは目的や属性によって変わりますが、初めて転職活動に臨む人に一番おすすめな方法は、マイナビエージェントなどの転職エージェントです

なぜなら、転職エージェントは自己分析のサポートからその結果に合わせた求人紹介、面接対策までしてくれるので、初めてでも転職市場に詳しいプロに相談しながら転職活動を進めることができるからです

その他には「自分のスキルや経歴に自信がある」「自分のアピールポイントは熟知している」といった人は企業公式サイトやリクナビNEXTからの直接応募、現在30代以上でこれまでの経歴に自信がない人はハローワークでの転職活動を検討してみても良いですね

転職のやり方について、以下でそれぞれの違いを解説していきます。特徴と向いている人について説明するので、自分に合うやり方を見つけるのに役立ててください。

転職エージェントを使った転職のやり方

転職エージェントを利用した転職のやり方ですが、基本的にはどの転職エージェントを利用しても以下のような手順で進んでいきます。

利用申し込み

 → 面談

 → 求人紹介・応募書類添削

 → 応募書類選考・面接

 → 内定・退職交渉

 → 入社

転職エージェントに会員登録すると専任のキャリアアドバイザーがついて、入社するまで二人三脚で転職を進めていくことになります

・利用申し込み・会員登録

・面談

・求人紹介・応募書類添削

・応募

・書類選考・面接

・内定・退職交渉・入社

面談ではキャリアアドバイザーに、今の自分の経歴・希望する転職先・将来のキャリアプランなどを話していきます。面談の結果を踏まえ、キャリアアドバイザーは希望に合う求人を紹介します。

転職エージェントでは求人紹介の他に、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、求人企業とのやりとり代行など、転職活動に必要なことをトータルでサポートしてくれるので、初めての転職では心強い存在だと言えるでしょう。

ちなみに新型コロナウイルスの感染拡大により、面談は対面から電話やオンラインで実施されています。さらに求人企業もリモートで面接するところが増えており、リモート面接を受ける際のポイントもアドバイスをしてもらえます

向いている人の特徴:

転職エージェントは基本的にどんな人にもおすすめできる転職支援サービスですが、とくに「初めて転職活動をする人」「時間的に余裕のない人」におすすめです。初めて転職をする、あるいは経験が浅い人は、転職エージェントを利用することで、自分自身の今後の方針や転職活動の基本を学ぶことができます。時間的に余裕のない人は、転職エージェントを利用することで企業との連絡を自分で取らなくてよくなります。また求人検索も条件を伝えておくことで、自分にあった求人を提案してもらえます。

利用者が多いのはマイナビエージェントやリクルートエージェントです。数あるエージェントの中でも支援実績がトップクラスなので、安心して利用できます。

また、20代の人にはマイナビジョブ20’sもおすすめです。マイナビグループの中でも20代の転職に特化しているサービスで、個別カウンセリングに力を入れており満足度が高いですよ。

直接応募による転職のやり方

直接応募による転職活動のやり方には、企業の採用ページから応募する方法と、リクナビNEXTなどの転職サイトから応募する方法があります。スカウト型のビズリーチもここに入りますね。

転職サイトから応募するのか、企業の採用ページから応募するのかといった応募の方法は違いますが、どちらも転職者が自ら求人にエントリーするという点では同じです。

転職エージェントのやり方で紹介した「企業とのやりとり」「応募書類の準備」「面接対策」などは、直接応募だとすべて自力でおこなう必要があります。具体的になにをする必要があるのかは、後ほど解説する「基本的なやり方」を把握するようにしましょう。

向いている人の特徴:

直接応募が向いている人は、自分の好きなタイミングで転職活動をしたい人です。転職エージェントやハローワークは自分以外の第三者が間に入るため、一定の期間を確保しなければなりません。しかし、直接応募は自分で転職サイトや企業の公式サイトを閲覧し、求人を探していくので自分のペースで進めることができます。また、飲食や不動産賃貸、美容や小売業界など、スタッフを大量採用している企業や小規模のベンチャー企業、一般事務系の職種は転職エージェントよりも転職サイトや企業ホームページでの募集を強化している傾向が強いです。

これらの業界や職種を検討している人は、転職サイトのほうが求人が見つかるかもしれません。転職サイトにも求人数がとにかく多かったり、未経験歓迎求人や高年収求人に特化していたりとそれぞれ得意な領域があります。希望する領域の求人を多く取り扱っている転職サイトを利用したほうが、よりたくさんの求人と出会えますよ。

ハローワークを利用した転職のやり方

公共職業安定所とも呼ばれるハローワークを利用した転職活動の方法ですが、まずは求職申し込み手続きを行う必要があります。

求職申し込み手続きは、最寄りのハローワークへ出向いて登録する方法、自宅のパソコンなどで事前に仮登録してからハローワークに出向いて登録する方法の二つがあります

オンライン上で登録を完了させるのは難しく、どちらの場合も最終的に窓口で求職申し込み手続きを行わなければなりません

登録後の流れは以下の通りです。

・求職申し込みをする

・相談・求人紹介を受ける

・求人応募をする

なお、新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言が発出された場合は、オンラインやFAX、郵送などで手続きを行えるようになっています。また、職業相談や仕事の紹介を希望する場合は、電話で対応してもらうことも可能です

向いている人の特徴:

ハローワークは公的な就労支援施設のため、転職回数が多かったり、職歴が短すぎるなど、経歴的に転職が難しい人に向いています。ハローワークに掲載されている求人は転職回数や職歴が短い人でも採用している企業が多いので、経歴に自信がない人でも内定を獲得しやすいです。また、ハローワークは地方の求人を取り扱っているため、地元で働きたい人や転職に伴って引っ越したくない人にも適しています。

転職で押さえておきたい基本的なやり方

一般的に転職にかかる時間は、平均で約3〜6ヶ月程度です。転職にはそれなりの時間がかかることをまずは理解しましょう。

この期間で転職活動を進めていくことになりますが、各工程でやるべきことは異なります。

それぞれの工程でどのようなことをするべきか、初めて転職する人向けに分かりやすく説明します。

STEP1 自己分析を行う

STEP2 転職活動のスケジュールを立てる

STEP3 情報収集・求人を探す

STEP4 履歴書・職務経歴書の作成

STEP5 求人応募、書類選考

STEP6 面接対策・面接

STEP7 適性検査などの筆記試験

STEP8 内定

STEP9 退職交渉・引き継ぎ・入社

転職活動で最初にやるべきことは、自己分析です。自己分析の結果は求人を探す際や応募書類作成、面接対策でも必要になるため、徹底して行うようにしましょう。

自己分析を除いた各ステップで具体的に何をするべきかを以下で詳しく説明していきます。

転職活動のスケジュールを立てる

初めての転職だと何となくで転職活動をスタートしてしまう人が多いのですが、それでは計画にズレが発生したときに修正がしにくくなり、どうしたらいいのかわからず行き当たりばったりの転職になってしまう可能性があります。

また、転職活動が長引いてしまうと「転職市場では評価されない人なのでは?」といった懸念を人事に抱いてしまい、印象が悪くなる恐れがあります。

よくある失敗とアドバイス:

退職後に休息や海外旅行などを終えてから転職活動を始める人が多いのですが、なかなか内定がもらえないことはよくあります。結果、焦って希望ではない会社を選ばざるを得ない状況に追い込まれたケースも見かけます。辞めてからの転職は時間的な余裕は生まれますが、金銭的な余裕はなくなってしまいます。気持ちに余裕を持って転職活動をするためには、退職はすべきではありません。

転職活動を成功させるためには、自己分析や情報収集、スケジュールの立て方など、計画的に進めることが重要です。

情報収集・求人を探す

転職のスケジュールを立て終わったら、自己分析の結果をもとに希望する業界や職種についての情報収集を始めましょう。

情報収集をすることで、どのような人材が求められているのかが分かります。その際に、自分の経験やスキルがどの程度マッチしているのかも明確になります。

次に、自分の希望に合った求人を探します。企業に対して特にこだわりがない場合でも、自分の志向を言葉にしておくと選びやすくなります

こだわりを言語化した例:

・社風については保守的で年齢層が高いよりも、若い人がチャレンジできる風土や環境を希望する。

・顧客の役に立っていると実感できるサービスや商材を扱いたい。

求人探しの際に覚えておきたいのが、「非公開求人」の存在です。

大手企業や人気企業は、応募の殺到を防ぐために一般には公開せず「非公開求人」として一部の転職エージェントにのみ募集をかけることがあります。そこには高年収求人や管理職求人も含まれています。

そのため、より希望に近い求人を探すために転職エージェントを利用するのも効果的です

履歴書・職務経歴書の作成

転職で必要な書類は基本的に履歴書と職務経歴書の2つです。企業や職種によっては追加でポートフォリオなどが必要になることもあります。

特に職務経歴書は自分のアピール材料になるので、しっかりと作成するようにしましょう。自己分析を深掘りしておけば、職務経歴書に自分の強みを具体的に記載でき、定量的な実績のアピールも可能になります。

しかし、職務経歴書は新卒の就活にはない書類です。初めての転職では職務経歴書の作成が分からない人も多いでしょう。このような場合は転職エージェントを利用すると、職務経歴書の作成アドバイスや添削を受けられるのでおすすめです

求人応募・書類選考

応募をすると、基本的には書類選考からスタートします。書類選考で求められるものは、履歴書と職務経歴書です。

履歴書や職務経歴書に書く自己PRや志望動機は企業ごとに書き分けるのが効果的ですので、応募する企業を決めてから記入するようにしましょう。

よくある失敗とアドバイス:

1度に15社に応募した結果、大量の面接を受けることになり生活や仕事に支障が出てしまったケースや、逆に求人を厳選しすぎて面接慣れができず選考でお見送りになってしまうケースがあります。求人には何でもエントリーするのではなく、自分の転職軸に合った求人を選んでから応募するようにしましょう。絞り込む際には、常に5社前後の選択肢を用意しておくと良いです。

面接対策・面接

面接の回数は企業によって異なりますが、基本的には2〜3回で新卒よりも少ないです。ただし、人柄をより深く知りたいという理由から3〜4回の面接を行う会社もあります。

面接官が面接で重視するのは「定着性」と「活躍性(再現性)」です。質問の答えを通じてこれらを評価しようとしていますので、そのことを念頭に置き、事前にしっかりと面接対策をしましょう。

具体的には、どのような成果を出したのか、その成果をどのようにして達成したのかを、定量的かつ定性的に説明できるようにしておくことが大切です。

希望する年収額がある場合は、できるだけ早い段階で伝えるようにしましょう。

選考が進み、企業から年収を提示されたタイミングで交渉しようとしても、社内で既に決定されている場合、変更は難しいことがあります。

適性検査などの筆記試験

SPIなどの適性検査は、すべての企業で行われるわけではありませんが、大手企業の中途採用では一般的に実施されています

適性検査の問題は中学生レベルですが、回答形式が特殊で短時間での回答が求められます。事前に問題集を使って慣れておくことで、スムーズに対応できるようになりますので、1冊購入して対策をしておくと安心です。

内定

無事に面接を突破し、企業から内定の連絡がきたら、その企業に入社するかどうかの意思決定をしなければなりません。

このときに、内定をもらった企業が本当に自分に合っているのかを再確認して、じっくり考えましょう。

少しでも迷いがある場合は、その企業が自分の転職軸を満たしているかどうかで判断すると良いでしょう。

よくある失敗とアドバイス:

仕事内容や条件を十分に理解せずに内定を承諾してしまい、入社後にギャップを感じる人もいます。求人に応募し、面接を受けるということは、その企業で働く可能性があるということです。実際に自分がその企業で働く姿をイメージしながら、情報収集と企業研究を怠らないようにしましょう。

退職交渉・引き継ぎ・入社

現職を辞める際には、引き継ぎ業務が発生するため、迷惑をかけないように退職交渉は実際に退職したい日の少なくとも1ヶ月前には伝えるようにしましょう。これにより、円満に退職することができます。

引き継ぎ業務では、これまで自分が担当していた仕事を誰かに引き継いでもらう必要があるので、資料や手順書をまとめておくとスムーズに進みます。

退職の意思表示はメールではなく、口頭でしっかりと伝え、その後に退職届を提出するようにしましょう。

よくある失敗とアドバイス:

内定を受諾した後、退職交渉で引き止められてしまい、自分の意思を貫けない人が多くいます。しかし、転職を考えた要因が解決しない限り、残る決断をしたとしても、いずれ再び転職を考えることになるでしょう。引き止められても「辞める意思は変わりません」ときっぱり断ることが大切です。

初めての転職活動でやってはいけない行動

転職活動では避けるべきNG行動について紹介します。

正しい方法で転職活動を進めたいと思っていても、以下のような行動を取ってしまうと失敗に繋がる恐れがあります。

実際の転職活動でこれらの行動をしないように気をつけましょう。

・会社を辞めてからの転職活動

・明確な目的がないままの転職活動

・青い鳥探しの転職活動

・面接確定後の無連絡辞退

・内定受諾後の辞退

会社を辞めてからの転職活動

転職活動は会社を辞めてから始めるのではなく、在籍している間に始めることが重要です。

転職活動を始めたからといって、すぐに転職先が見つかるわけではありません。平均的に見ても、転職先が決まるまでは3ヶ月〜6ヶ月かかるため、会社を辞めてからの転職活動はリスクが大きいです。

ただし、心身に負担がかかる働き方をしているなど、どうしても仕事を辞めざるを得ない場合は、退職後に転職活動を始めても問題ありません。

明確な目的がないままの転職活動

転職を考える際には、自分が何をしたいのか、転職先でどんなキャリアを築きたいのかといった明確な理由を持つことが重要です。これが曖昧なままだと、企業とのミスマッチに繋がりやすくなります。

転職活動をする上で、ミスマッチを防ぐためには自己分析をしっかりとおこないましょう

また、単に興味がある職種だからという理由や、願望だけでの転職活動も、実際に働いてみて「思っていたのと違う」というミスマッチが発生しやすいです

青い鳥探しの転職活動

初めて転職をする人に多いのですが、自分の希望に完璧に合う会社を探してしまうと、転職活動が長引き、失敗してしまう恐れがあります。

例えば、未経験職種への転職で、給料は今よりも高く、残業が少なくてワークライフバランスが良い会社を希望する場合です。しかし、年収は1つの職種で経験と実績を積み重ねて上げていくものであり、転職していきなり大幅に年収が上がることは少ないです

すべての希望を満たす完璧な会社は存在しないので、そのような求人を探しても見つからず、転職活動がいつまでも終わらないことになります。

そのためには、自分の転職軸を明確にし、優先順位をつけることが大切です。どうしても譲れない条件から転職先を探すことで、納得のいく求人が見つかりやすくなります。

面接確定後の無連絡辞退

面接が確定した後に連絡をせずに辞退するのは絶対に避けるべきです。

辞退の連絡をするのは気まずいかもしれませんが、企業は面接のためにスケジュールを調整しています。連絡をせずに辞退することは、その時間を空けていた面接官に大きな迷惑をかけてしまいます。

さらに、面接を無断で辞退してしまうと、その企業には二度と応募できなくなる可能性があります。後から「やっぱり面接を受けておけばよかった」と後悔しないためにも、辞退する場合は必ず事前に連絡を入れるようにしましょう。

内定受諾後の辞退

内定を受諾した後でも「就業の自由」により辞退は認められていますが、直前での辞退はマナーがなく非常識と見なされることがあります。

基本的に法的に訴えられることは少ないですが、嫌がらせ訴訟のリスクはあります。また、今後の生活の中で内定先の企業関係者と関わる可能性も考えられます。

トラブルを避けるためにも、内定受諾後の辞退は慎重に考える必要があります。迷っている場合は、自分の転職軸を再確認し、懸念点を言語化してみましょう。

それでも内定を辞退する必要がある場合は、なるべく早めに連絡し、自分の気持ちを丁寧に伝えることが大切です。

初めての転職で多い失敗例

上記でいくつか失敗例を紹介しましたが、初めての転職で特に多い失敗事例をまとめました。

これらは実際に初めての転職を経験した方々からの相談をもとに、多いと感じたケースです。失敗例と合わせて、注意すべきポイントも解説していきます。

・新卒市場と中途市場の違いを理解していなかった

・就職活動での失敗を活かさなかった

新卒市場と中途市場の違いを理解していなかった

初めての転職でよくあるのが、新卒市場と中途市場の違いを理解していなかったケースです。

新卒と中途では採用の基準が異なり、求められるスキルや経験も違います。この違いを理解せずに求人を探したり、面接対策をしてしまう人が多いのです。

その結果、希望に合う求人が見つからなかったり、面接で適切な受け答えができず、お見送りになってしまうケースが多々あります。

まずは新卒市場と中途市場の違いを理解することが大切です。新卒採用では基本的にどの求人にも応募でき、選考に通れば入社できることが多いですが、中途採用では関連する業務経験が求められ、経験がないと応募自体が難しいことが多いです。

それぞれの違いを理解し、転職活動では現実的な目標を持ち、広い視野で自分のスキルや経験に合った求人を検討することが重要です。

就職活動での失敗を活かさなかった

転職を考える人の中には、初めての会社選びで失敗した方も多いです。しかし、その失敗を振り返らず、同じミスを繰り返す人も少なくありません

自分は会社選びに失敗していない」と思っていても、何かしらの不満がなければ転職を考えないはずです。

その不満を外部環境のせいにしてしまうと、反省点が曖昧になり、次の会社でも同じ問題に直面する可能性が高いです。

現在抱えている不満や課題は、会社を変えれば全て解決するわけではありません。自分の選択や行動を振り返り、何が問題だったのかを明確にすることが重要です。自己分析を徹底し、改善点を見つけることで、次の転職で同じ失敗を避けることができます。

初めての転職活動はプロに頼るのがおすすめ

初めての転職で何をすればいいのか分からない場合は、プロの転職エージェントに頼るのが最も確実です。

転職エージェントは、転職活動に関するあらゆるサポートを提供してくれるため、初めての転職では非常に心強い存在になります。

ただし、キャリアアドバイザーとの相性も重要です。何社か面談して、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけることが、転職成功の鍵となります

ここからは、転職者の経歴や属性ごとに、筆者が厳選したおすすめの転職エージェントを紹介します。

ぜひ2~3社に登録して、自分と相性の良いキャリアアドバイザーと共に転職活動を進めてみてください。

転職エージェントのタイプ別分類:

・全業界・業種の求人を保有する大手総合型転職エージェント

・ハイレイヤー層に強い特化型エージェント

・20代フリーター・既卒・第二新卒に強い特化型エージェント

・エンジニア・デザイナー経験者向け特化型エージェント

以下で、それぞれの特徴とおすすめの転職エージェントを紹介していきます。

全業界・業種の求人を保有する大手総合型転職エージェント

大手総合型転職エージェントには、全業界・業種の求人が集まっています。これらのエージェントは大手企業や人気企業の非公開求人も多数保有しています。

転職活動を進める際には、2~3社の大手総合型転職エージェントに登録しておくと良いでしょう

まだ行きたい業界や職種が絞り切れていない」「多くの求人の中から比較検討したい」という転職者に特におすすめです。

このように、大手総合型転職エージェントを利用することで、幅広い選択肢の中から自分に合った求人を見つけることができます

ハイレイヤー層に強い特化型エージェント

リーダー・マネージャーなど企業の中核ポジションや管理職、マーケティングなどの専門スキルを活かして年収アップを目指す方には、以下で紹介するサービスがおすすめです。

特にビズリーチは、年収500万円以上の優良求人のみを取り扱う会員制転職サイトです

レジュメを登録すると、企業の採用担当者や業界・職種に特化したヘッドハンターからスカウトメールを受け取ることができます。スカウトされた年収・ポジションから自分の市場価値が分かるので、転職に積極的でない人にもおすすめです。

大手総合型転職エージェントでは取り扱っていないような独自のコネクションを活かした非公開求人に出会うことができますよ。

20代フリーター・既卒・第二新卒に強い特化型エージェント

第二新卒のように正社員経験が少ない方や、既卒・フリーター・ニートのように未経験からチャレンジしたい方には、未経験歓迎の非公開求人を多数保有しているUZUZ・マイナビジョブ20’s・ハタラクティブなどの就職エージェントがおすすめです

これらのエージェントでは、履歴書・職務経歴書の書き方アドバイスや添削、企業ごとの面接対策を丁寧にサポートしてもらえます。また、UZUZは未経験からチャレンジできるエンジニア求人やWeb業界の求人も多く取り扱っています。

エンジニア・デザイナー経験者向け特化型エージェント

エンジニアやデザイナーとして活躍していて、転職を検討している方には、IT・Web業界に特化したマイナビITやGeekly(ギークリー)がおすすめです

これらのエージェントは、優秀なエンジニアやデザイナーを採用したい企業の非公開求人を多数保有しています。IT技術職者の転職支援実績が豊富で、これらの転職エージェントを利用した人の平均年収は上がっています

職種に特化しているため、IT・Web業界に精通しており、より専門的なサポートを受けられるのが魅力です。

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