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上司への退職の切り出し方! タイミングや伝え方を転職のプロが伝授!
退職のタイミングや切り出し方で悩んでいる方に向けて、現役の転職プロがアドバイスします。また、引き止められた場合の対処法やその後の流れについても詳しく解説しています。
退職を切り出すタイミングは退職希望日の1ヶ月〜1ヶ月半前
退職の申し出は、実際に退職したい日の1ヶ月〜1ヶ月半前が理想です。例えば、3月1日に退職したい場合は、1月15日〜2月1日までに退職の意向を伝えるべきです。
退職の際は、業務の引き継ぎ準備や手続きに時間がかかるため、1ヶ月〜1ヶ月半前に余裕を持って申し出ることが重要です。また、会社が後任を見つけるまでに時間がかかることもあるため、早めの連絡が必要です。
退職を切り出すのは勇気がいる上に、円満退職を目指したいですよね。そこでおすすめなのが転職エージェントの利用です。転職エージェントは、退職の申し出から新しい職場への入社までをサポートしてくれます。メールの文面作成や上司への伝え方まで指導してくれるので、スムーズな退職が可能です。
特にリクルートエージェントやdodaはサポートの質が高く、退職交渉のプロと言っても過言ではありません。円満に退職を進めたい方におすすめです。
退職を切り出す相手は直属の上司だけにする
退職の意向は、まず直属の上司にだけ伝えましょう。同期や取引先に先に伝えてしまうと、第三者を通じて上司に伝わってしまい、トラブルの原因となることがあります。
もし直属の上司が「課長代理」などの肩書きの場合は、話が課長に上がるように依頼するか、直接課長と話ができるように許可を得ましょう。そうすれば、課長代理を立てつつ、決裁者に判断を仰ぐことができます。
お世話になった会社に対してお互いに気持ちよく挨拶できるように、適切なタイミングと方法で退職を切り出すことが大切です。
上司へのアポの取り方
退職を切り出すときは、直属の上司のスケジュールに余裕があるタイミングを見計らって話すようにしましょう。
どうしても営業時間内に時間が取れない場合は、就業後に時間をもらえないか相談してみてください。
上司のスケジュールが埋まっていて退職の話を持ち出せないときは、メールでアポを取るのも一つの方法です。
メールでアポを取る際には、以下の例文を参考にしてください。
○○課長
お疲れ様です。
お忙しいところ恐れ入りますが、本日お話させていただきたいことがあり、10分程お時間をいただけないでしょうか。何卒よろしくお願いいたします。
ΔΔ
相談者:
上司が忙しくてなかなか時間が取れそうにないので、メールで退職の旨を伝えようと思うのですが、これはアリですか?
筆者:
上司にメールでアポを取るのは良いですが、退職の旨をメールで伝えるのは避けるべきです。上司が忙しくても、事前にメールでアポを取ればしっかり対応してもらえるはずです。退職の話は、対面で伝えることが重要です。
上司へ退職を切り出すポイント
上司に退職を切り出す際のポイントは、以下の4つです。
・「退職のご相談」や「退職を検討している」と言わない
・退職日の断言は避ける
・転職先の企業名は伝えない
・退職理由で不満を伝えない
順に解説していきますので、参考にしてください。
「退職のご相談」や「退職を検討している」と言わない
上司に退職を切り出す際には、「退職のご相談」や「退職を検討している」といった表現は避けましょう。
「退職を検討している」と言うと、本気で退職する気がないように聞こえてしまい、「自分がいないと会社が困る」と思わせたいのかと勘違いされる恐れがあります。
「相談」と言ってしまうと、上司は業務上の相談と捉え、前向きな話だと誤解してしまうことがあります。
退職の意向を伝える際は、迷っていると受け取られないようにしっかり意識して伝えましょう。
転職による退職の場合、転職エージェントを利用するのも一つの方法です。転職エージェントは退職交渉のプロフェッショナルなので、安心して任せることができますよ。
退職日の断言はしない
「今月末で退職させていただきます」と一方的に退職日を断言するのは避けましょう。
人が入れ替わる際には様々な手続きが必要なので、「自分の都合しか考えていない」と上司に反感を持たれ、退職手続きに非協力的になるケースがあります。
また、退職日は会社の繁忙期を意識することも重要です。
会社が最も忙しい時期に退職日を設定すると、上司から繁忙期後の退職を提案されることが多く、引き止められる可能性が高まります。
譲歩できる候補日をいくつか用意した上で、「○月○日あたりで退職したいと考えています」と調整の余地を残した言い方をしましょう。
転職先の企業名は伝えない
転職先の企業名を上司に伝える必要はありません。
場合によっては転職阻止に動く可能性があり、同業他社や取引先への転職を嫌がるケースもあります。
上司からしつこく聞かれる場合は、「転職先でどうなるか分からないので、仕事が軌道に乗った際に改めてご連絡します」とかわす方法があります。
なお、退職後の守秘義務については会社によって規定が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
退職理由で不満を伝えない
退職理由を伝える際には、会社や上司への不満を述べるのは避けましょう。
不満を理由にすると、会社側が変わる可能性や人事異動を示唆された場合に、あなたが退職する理由がなくなってしまいます。
退職理由は結婚や家族の介護といった個人的な事情や、キャリアアップなどの前向きな理由を伝えることが大切です。
退職を切り出すときの言い方例 【ケース別】
退職を切り出す際、一般的に「一身上の都合」で良いとされていますが、それでは納得しない上司も少なくありません。
そこで、退職の切り出し方について、ケース別に例文を紹介しますので、参考にしてみてください。
・家族の事情が理由の場合
・他にやりたいことがある場合
・資格勉強が理由の場合
・人間関係が理由の場合
どのケースにも共通して言えるのは、納得してもらえる理由をあらかじめ考え、丁寧に伝えることが重要です。
では、それぞれの例文を紹介します。
家族の事情が理由の場合
家族の事情が理由の場合、以下のようなケースが考えられます。
・実家の仕事を継ぐことになった
・配偶者が転勤することになった
・結婚や出産
今回は、実家の仕事を継ぐことになったケースの例文を紹介します。
○○課長
お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。 突然のことで申し訳ありませんが、退職を考えております。
実は、実家で営んでいる○○の仕事があり、親が高齢で続けるのが難しくなってきました。そこで、私が○○の仕事を継ぐことになりました。
大変勝手なお願いですが、●月●日をもって退職させていただけないでしょうか。 ●月●日までに、私が担当している仕事の引き継ぎをしっかりと行います。
何卒、よろしくお願いいたします。
△△
他にやりたいことがある場合
他にやりたいことがある場合、以下のようなケースが考えられます。
・今までの経験を生かして別の職種にチャレンジしたい
・長年の夢だった独立を果たしたい
今回は、今までの経験を生かして別の職種にチャレンジしたいケースの例文を紹介します。
○○課長
お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。 突然のことで申し訳ありませんが、退職を考えております。
私は、小さい頃から△△に興味があり、△△関係の業界で働いてみたいという夢がありました。 また、今の年齢を考え、△△関係の業界にチャレンジするなら今が良いタイミングだと思いました。
大変勝手なお願いですが、●月●日をもって退職させていただけないでしょうか。 ●月●日までに、私が担当している仕事の引き継ぎをしっかりと行います。
何卒、よろしくお願いいたします。
△△
資格勉強が理由の場合
資格勉強が理由の場合、以下の例文を参考にしてください。
○○課長
お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。 突然のことで申し訳ありませんが、退職を考えております。
私は約2年前から、ロロの資格を取得したいと考えておりました。 しかし、ロロの資格には年齢制限があり、資格取得の準備には最低でも1年の期間が必要です。 今後、この資格を取得して、これまでの経験を活かしながら○○事業を展開していきたいという夢があります。
大変勝手なお願いではありますが、●月●日をもって退職させていただけないでしょうか。 それまでに、私が担当している仕事の引き継ぎをしっかりと行います。
何卒、よろしくお願いいたします。
△△
人間関係が理由の場合
人間関係が理由の場合、以下の例文を参考にしてください。
○○課長
お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。 突然のことで申し訳ありませんが、退職を考えております。
私は、○○に興味を持ち、勉強を進めるうちに「○○に関するプロジェクトをチームで推進する仕事に携わりたい」と思うようになりました。 しかし、現状の会社規模ではその実現が困難だと感じています。
大変勝手なお願いですが、●月●日をもって退職させていただけないでしょうか。 それまでに、私が担当している仕事の引き継ぎをしっかりと行います。
何卒、よろしくお願いいたします。
△△
人間関係が理由で退職したい場合、伝え方には注意が必要です。
「○○さんが苦手だから」といったネガティブな理由だけを伝えると、「じゃあ○○さんと関わらないように部署移動したら問題ないよね?」と引き止められる可能性があります。 退職理由は、例文のように前向きで、上司が納得しやすい内容にすることが重要です。
もし退職を引き止められてしまったら
相談者:
もし上司に退職を引き止められたらどうすればいいでしょうか? 上手く退職の流れに持っていく自信がありません。
筆者:
引き止められたとしても「辞める意思は変わらない」と、きっぱり断りましょう。 退職を上司に伝える前に自分の意思を再確認し、引き止められて意思が揺らぐようであれば、転職はおすすめしません。
相談者:
なるほど。勇気を出してきっぱり断るしかないんですね。 きっぱり断れない性格の私に、何かアドバイスをください!
筆者:
「会社に残る選択肢は本当にないか?」 「今抱えている問題が転職先で再び起こる可能性はないか?」の2点を自問自答し、よく考えてみてください。 自分自身に問いかけて、意思が固まっていることを確認できたなら、引き止められても断れるはずです。
退職が決定したあとの流れ
退職が決まったら、以下の2点をしっかりと行いましょう。
退職が決まったらやるべきこと:
・退職届の提出
・退職の挨拶メール送信
それぞれの詳細について、以下で詳しく解説していきます。
退職届の提出
退職届は、退職が正式に決定したあとに提出する書類です。
そのため、退職届は上司に退職の意思を伝えた後に提出することになります。
退職届を提出する相手は、直属の上司です。
ちなみに、上司に退職を申し出る際に提出するのは「退職届」ではなく「退職願」なので、間違えないように注意してください。
退職の挨拶メール送信
退職の挨拶メールは、最終出社日に全社員向けに送ります。
営業職など、外部の方とやり取りをする職種の場合は、外部の方々にも退職の連絡をすることがあります。
とはいえ、退職の挨拶メールは必ず送らなければならないというルールはありませんが、ビジネスマナーとして送っておくのが望ましいでしょう。
退職の切り出し方に悩んでいる人へ
上司にどうやって退職を切り出そうか悩んでいる方は、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。
転職エージェントは、求人を紹介するだけでなく、内定後には現職の退職交渉もサポートしてくれます。
さらに、「そもそも転職するかどうか迷っている」という段階の方の相談にも乗ってくれます。
退職後のキャリアについても相談できるので、職場での不満が原因で退職を決めた方は、転職先で同じ問題を繰り返さないためにも、キャリアのプロに相談することをおすすめします。