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【30代女性】スキルなしの転職は厳しい? 資格なし未経験でも成功するためには
この記事では、スキルのない30代女性向けに、転職成功のための方法やおすすめの相談先をご紹介します。また、スキルのない30代女性が転職する際の厳しさや、注意すべきポイントについても解説します。
スキルなしの30代女性でも転職できる
30代のスキルなし女性でも、転職は十分に可能です!
その理由は、実は誰もがスキルを持っているものの、それに気づいていないだけだからです。
転職に必要なスキルは、テクニカルスキルとポータブルスキルの二つに分けて考えることができます。
・テクニカルスキル
業務を遂行する際に必要な専門スキルのこと。(営業力、マーケティング力など)
・ポータブルスキル
特定の業務に限定されず、どの業務にも応用できるスキルのこと。(ビジネスマナー、ビジネス文書作成など)
30代で転職におけるスキルがないと悩む女性の多くは、テクニカルスキルを見て自分にはスキルがないと感じています。
しかし、これまでの業務経験を通じて培ったポータブルスキルは、誰もが持っているはずです。
厚生労働省の「平成30年若者雇用実態調査」によると、20代から30代の若年労働者が採用時に求められるスキルは以下のようになっています。
- やる気 77.9pt
- コミュニケーション 71.7pt
- 社会人常識 62.9pt
つまり、テクニカルスキルではなく、ポータブルスキルをアピールすることで、30代女性でも転職が可能です。
ポータブルスキルを見つけるには、自己分析が欠かせません。
ただ、自己分析を一人で行うと、「自分はこういう人間だ」「これは苦手だからできない」といった偏った先入観が邪魔をしてしまい、正確な自己分析ができず、ポータブルスキルも見つけられません。
ポータブルスキルを見つけるための自己分析
スキルがないと悩む30代女性がポータブルスキルを見つけるには、自己分析が必要不可欠です。
自己分析では、幼少期から現在までを徹底的に振り返り、印象に残っている出来事を可視化することで、自分のポータブルスキルを見つけることができます。ポータブルスキルは無意識のうちに身についていることが多く、「できて当たり前」と思っていることが実はポータブルスキルである場合もあります。そのため、無意識に行動していることも全て洗い出す必要があり、過去を適当に振り返るのではなく、時間をかけてしっかり行う必要があります。
しかし、無意識にできていることからポータブルスキルを見つけるのは非常に難しいです。なぜなら、自分自身の行動を客観的に分析する際に、どうしても先入観が入ってしまうからです。
転職を考えている30代女性こそ、キャリアコーチングを活用すべきです。キャリアコーチングサービスは、マンツーマンでキャリアや転職の相談に乗ってくれるサービスです。さらに、悩み相談だけでなく、自己分析を一緒に行ってくれるので、客観的な自己分析が可能になります。
【未経験転職可】スキルなしの30代女性におすすめの職種・おすすめしない職種
ここでは、これまで10年以上転職支援をしてきた私が30代でスキルがない女性におすすめの職種とおすすめしない職種を紹介します。
実際にあなたが気になっている職種を考えながら、どんな仕事が合いそうか確認してみてください。
- おすすめの職種
- おすすめしない職種
おすすめの職種
30代でスキルなしの女性が未経験で転職しやすい仕事は「営業職」です。
その理由は、営業職では専門的なテクニカルスキルではなく、コミュニケーション力ややる気といったポータブルスキルが求められるからです。
営業職と聞いて「大変そう」「厳しそう」と感じる30代女性も多いかと思いますが、以下の業界や営業の種類を選べば、あなたが思うようなハードな働き方にはなりません。
<おすすめの営業>
- 中小企業のメーカー業界
- 既存営業
- 店舗来店型営業 (保険の店舗販売の営業など)
上記の業界や業態は、数字に厳しくコミットする営業ではなく、コミュニケーション能力を活かして顧客との関係を維持し、継続的なサービス利用を目的とした営業です。
「30代だし、スキルもないし、どこにも転職できない・・・」と不安になる30代女性は多いですが、これらの営業職は未経験でも転職しやすいためおすすめです。
おすすめしない職種
スキルのない30代女性には、次の3つの職種はあまりおすすめできません。
<おすすめの営業>
- 事務職
- 介護職
- 接客業
事務職は30代スキルなしの女性に人気がありますが、実際にはおすすめしません。事務職は女性に非常に人気があり、20代の未経験者や資格がなくてもポテンシャルの高い女性が有利です。そのため、30代スキルなしの女性が書類選考を通過するのは難しいです。
さらに、介護職や接客業も未経験から転職しやすい職種ではありますが、30代で体力がない場合や、出産や育児などのライフプランを考慮するとおすすめできません。
完全週休二日制でなかったり、定時制ではない場合が多いため、30代女性が未経験で活躍するのは難しいのです。
インターネットで検索すると、これら3つの仕事がスキルなしの30代女性におすすめとよく書かれていますが、年齢に伴う体力やライフプランを考慮すると、現実的ではありません。
スキルなしの30代女性が転職成功する方法
ここでは、スキルなしの30代女性向けに転職を成功させるポイントを解説します。
スキルなしの30代女性が転職活動を成功させるためには、次の2つのポイントを押さえましょう。
転職成功に向けて着実に努力していきましょう。
- 自分の強みを明確にする
- 転職のプロに相談する
自分の強みを言語化する
スキルのない30代女性にとって、自己分析は非常に重要です。自己分析を行うことで、自分の強み(ポータブルスキル)を見つけることができ、転職活動を有利に進めることができます。
面接での質問を意識し、「5W1H」(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)で自分の強みを答えられるようにしましょう。仕事をする上での自分の強みや弱みを、コミュニケーション能力、目標達成力、チームマネジメント、サポート気質などの観点から分析しておくことが大切です。
自己分析を行うことで、自分の転職軸がより明確になり、入社後のミスマッチを減らすことができます。
転職のプロに相談する
スキルのない30代女性は、一人で進めたり、キャリアの知見がない友人や家族に相談するのではなく、転職のプロに頼ることが重要です。
私、末永が推薦する転職のプロは次の2つです。
<おすすめの転職のプロ>
転職エージェント:
求人紹介から書類添削、面接対策、転職交渉まで全面的にサポートしてくれます。
キャリアコーチング:
キャリアプランの作成を支援し、自己分析を通じて向いている仕事を見つけ、書類添削や面接対策までサポートします。
もし、すでにキャリアプランが固まっていて、行きたい業界や職種が明確であれば、転職エージェントに相談するのが良いでしょう。しかし、多くのスキルなしの30代女性は、これまでキャリアプランを作ってこなかったかもしれません。
「転職したいけどスキルがなくて、何から始めれば良いかわからない」という方にはキャリアコーチングがおすすめです。
専任のコーチが1対1で悩みをヒアリングし、自己分析を行った上でキャリアプランを作成し、どの業界や仕事を選ぶべきかをアドバイスしてくれます。
厳しい?「30代・女性」の転職での見られ方と対策
30代は転職市場において年齢的に不利な面があり、厳しいのは事実です。しかし、スキルなしの30代女性でもポータブルスキルをアピールすることで可能性はあることをお伝えしました。ただ、これで安心してはいけません。
実際に転職する際に面接官が「30代女性」に対してどのようなポイントに注意を払っているのか、その対策もあわせて解説します。女性は男性と比較して、結婚・出産・子育てなどライフステージの変化の影響を受けやすいです。転職を考えるスキルなしの30代女性は、現在のライフステージに該当する項目をクリックして読んでみてください。
- 【独身】30代女性の場合
- 【結婚】30代女性の場合
- 【子持ち】30代女性の場合
【独身】30代女性の場合
独身30代女性に対して、面接官は「転職してもすぐに結婚して辞めないか?」を気にします。せっかく人件費をかけて採用したのにすぐに辞められてしまったら、会社としては納得がいかないからです。
当たり前ですが、転職する際に「○年以内に結婚する予定はありますか?」というような直接的な質問をする企業はほとんどありません。
対策としては、志望理由やキャリアプランを話す際に具体的な数字を交えて伝えると説得力が増し、面接官も安心します。
<独身・30代女性の回答例>
まずは現場の仕事で成果を残し、3年以内にマネジメント経験を積みたいと考えています。など
【結婚】30代女性の場合
結婚している30代女性に対して、面接官は「旦那さんの転勤などですぐに辞めないか?出産してすぐ休まないか?」を気にします。これは、すぐに辞められたり休まれたりすると、社内で引き継いだ業務を再び引き継がなければならず、予定通りに社内リソースを使えないからです。
結婚している30代女性は、面接で子どもの希望や予定について答える必要はありません。ただ、30代女性はライフステージが最も変わりやすい時期でもあるため、面接官を安心させるためにも、志望理由やキャリアプランに以下を組み込むと良いでしょう。
<結婚・30代女性の回答例>
今後も働き続けたく、営業経験を積んだ後に営業企画に挑戦したいと考えています。など
【子持ち】30代女性の場合
子持ちの30代女性は、子どもの体調不良や幼稚園・保育園の送り迎えなどで、突発的に休まなければならない機会が多いです。面接官は、子どもに関する事情は仕方がないと理解しつつも「頻繁に早退しないか?」「仕事に支障が出ないか?」を気にします。
面接では、子育てと仕事の両立のために工夫している点を伝えると良いでしょう。
<子持ち・30代女性の回答例>
保育園に預けており、夫や家族の協力を得られるので仕事には支障がありません。など
もちろん、性別によって選考が不利になることはありません。
ただ、転職者に上記のような質問をしなくても、転職エージェントを利用している場合、担当キャリアアドバイザー宛てに上記の質問や確認がくることがあります。それだけ、面接官は採用した人材が「すぐに辞めないか」「会社に定着してくれるか」を重要視しているのです。30代女性が転職を成功させるためには、面接官が何を気にしているのかを理解し、それを踏まえて志望動機やキャリアプランをアピールすると良いでしょう。
スキルなしの30代女性が転職するときのNG行動
30代のスキルなし女性が転職活動を始める際には、以下のことを避けましょう。実際に行っていないか、または行おうとしていないかを確認しながら読んでみてください。
- 資格の勉強をする
- 友人・家族に相談する
資格の勉強をする
スキルなしの30代女性は、資格の勉強に手を出すことが多いのですが、転職活動において資格の勉強はおすすめしません。なぜなら、資格はコストパフォーマンスが悪いからです。資格の取得には2000時間~4000時間かかるとされています。さらに、医者や弁護士などの専門的な職業を除いて、一般企業での採用では資格の有無がほとんど考慮されません。そのため、時間をかけて勉強しても、転職活動での選考通過率にあまり影響がないので、「まずは資格を勉強しよう」という考えは危険です。
スキルなしの30代女性が転職するときのリスク
ここでは、30代スキルなしの女性が転職する際のリスクについて解説します。繰り返しますが、「30代」「女性」「スキルなし」という条件では、20代と比べて転職活動の難易度が上がるのは事実です。スキルなしの30代女性が転職する際にどのようなリスクがあるのかを確認しましょう。
- 年収が下がる
- 雇用形態が変わる
- 年下の上司がつく
年収が下がる
スキルなしの30代女性が転職すると、紹介される求人や選考に通る仕事はほぼ確実に年収が下がります。これは、年収が「年齢相応の実務経験・スキルがあるか」を基準に決まるためです。企業はスキルのない30代女性に対して高い給与を払ってまで採用したいわけではありません。当たり前ですが、企業は若くて自社ビジネスに精通している人を求めるため、スキルのない30代は内定を取るのが難しいですし、内定をもらえたとしても年収が下がることは覚悟してください。
雇用形態が変わる
スキルなしの30代女性が転職すると、これまで正規雇用だったのが非正規雇用でしか採用されないケースがよくあります。なぜなら、企業にとってスキルのない30代を正規雇用で採用するメリットがないからです。厳しい現実ですが、スキルのない30代に高い給与を払ってまで採用しようと考える採用担当者はいません。現在はスキルのあるビジネスパーソンがフリーランスや業務委託としてスキルの対価を得ています。そのような人々と比較すると、スキルなしの30代女性はより低コストで済ませたいので、非正規雇用やパートタイムなどに雇用形態が変わる場合があります。
年下上司になる
スキルなしの30代女性が転職すると、上司が年下になるケースがあります。転職先では新入社員となるため、実年齢は関係なく、上司が年下になることも珍しくありません。終身雇用制度が崩壊した現在、年齢や勤続年数によって役職がつくわけではなく、スキルによって昇給や役職が決まることが増えています。スキルのある若手が上司となることはよくあるので、年上だからといって威張らず、新しいことを積極的に吸収する姿勢で仕事に取り組みましょう。
スキルなしの30代女性のおすすめ転職相談先
30代スキルなしの女性には、「30代では転職活動が難しい」「30代は年齢相応の経験が求められるため、スキルなしでは転職活動が厳しい」という点をお伝えしてきました。繰り返し厳しい意見をお伝えしてきましたが、スキルなしの30代女性でも転職することは可能です。ただし、簡単に転職できるわけではないので、覚悟を持って転職やキャリアのプロに相談し、一緒に進めていきましょう。
- 転職エージェント
- キャリアコーチング
転職エージェント
転職を考えているスキルなしの30代女性は、転職エージェントに相談してみましょう。転職エージェントに相談することで、スキルがなくても応募できる求人を紹介してもらえる可能性があります。また、キャリアアドバイザーに相談することで、スキルの棚卸しや自己分析にもつながります。求人や業界に関する知見が豊富なため、あなたに合った求人が見つかるかもしれません。
キャリアコーチング
転職を考えているスキルなしの30代女性には、キャリアコーチングの相談がおすすめです。キャリアコーチングとは、専任のコーチとマンツーマンで面談を行い、自己分析をしたり、自分のキャリアについての悩み相談やキャリア設計をサポートしてもらえるサービスです。キャリアコーチングがおすすめな理由は、30代の転職では「即戦力になれるかどうか」が問われるためです。30代での転職を成功させるには、自分が即戦力として活躍できることをアピールすることが重要です。キャリアコーチングに相談することで、スキルがない30代でもポータブルスキルを発掘し、面接でアピールできる材料を増やすことができます。