フリーターの月収は? 稼ぐコツや正社員との収入差を徹底比較!

フリーターの月収は?

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フリーターの月収は正社員と比べて低いというイメージがありますよね。

ここでは、現役のプロが実際の平均月収や正社員との差について説明し、収入を増やす方法を紹介します。

目次

フリーターの月収は平均18万円!

厚生労働省発表の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、非正規雇用(パート・アルバイトを含む)の平均月収は18万円で、男性が20万円、女性が16万円です。

しかし、フリーターは個人で国民年金や国民健康保険に加入し、さらに所得税や住民税も支払う必要があるため、手取りは平均より少なくなります。

社会保険料と税金を引くと手取りは約8割になるため、男性は16万円、女性は12.8万円が実際の手取り額となります。

都内で一人暮らしするのに必要な月収

都内で一人暮らしをするには、最低でも月収16万円ほどが必要です。

ここでの月収は東京の最低賃金1,013円を基に算出し、家賃は都内で最も平均家賃の低い江戸川区の6万8,300円を参考にしています。

・月収:16万2,080円

・手取り:12万9,664円

・家賃:6万8,300円

・残り:6万1,364円

ここから食費3万円、通信費・光熱費2万円を引くと、日用品や娯楽に使えるお金はほとんど残りません。

このように、フリーターの平均月収18万円では、都内で一人暮らしをするのはギリギリの生活になることがわかります。

一方、正社員の平均月収は24万円で、企業によってはボーナス(夏季と冬季に約1~2ヶ月分の基本給)も支給されるため、フリーターとの差は約8万円以上となります。

これらを踏まえると、安定した収入を求める場合、正社員になることも考えてみましょう。

フリーターから正社員を目指す方は、就職エージェントの利用がおすすめです。

就職活動では、正社員経験のある人がライバルになるため、差別化が重要です。就職エージェントは、フリーターやニートの支援経験が豊富で、面接や評価ポイントを熟知しているため、選考通過率が上がります。

さらに、就職エージェントは無料でオンライン面談も実施しているため、気軽に相談することができますよ。

フリーターの月収シミュレーション

ここでは、時給ごとにフリーターの月収を詳しくご紹介します。

厚生労働省によると、令和2年度の最低賃金の全国平均は902円となっています。

以下の月収シミュレーションでは、最低賃金も含め、時給800円から1,500円までの月収を見ていきます。

なお、月収はフルタイム(1日8時間、週5日、月20日勤務)を基に算出しています。

・時給800円:月収12万8,000円、年収153万6,000円

・時給900円:月収14万4,000円、年収172万8,000円

・時給1,000円:月収16万円、年収192万円

・時給1,100円:月収17万6,000円、年収211万2,000円

・時給1,200円:月収19万2,000円、年収230万4,000円

・時給1,300円:月収20万8,000円、年収249万6,000円

・時給1,400円:月収22万4,000円、年収268万8,000円

・時給1,500円:月収24万円、年収288万円

地方では時給は低く、都市部では時給は高くなる傾向がありますが、その分家賃や物価も高くなるため、生活費も考慮する必要があります。

フリーターの方が稼げるというのは嘘?

正社員よりもフリーターの方が稼げると思っている人は多いですが、実際はそうではありません。

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2020-労働統計加工指標集-」によると、フリーターと正社員では生涯年収に約1億円の差が生じるというデータがあります。

収入を安定させて余裕のある生活を送りたいなら、フリーターではなく正社員を目指すのがオススメです。

とはいえ、「正社員は仕事の責任が重そう」「フルタイムで働くのは負担が大きい」と感じるフリーターの方も多いのではないでしょうか。

アルバイトでもバイトリーダーなど責任ある仕事を任されることや、有給休暇や福利厚生がないことを考えると、実際に正社員とフリーターでは同じくらいの大変さがあります。

もちろん、フリーターにもメリットがあります。仕事やお金よりも優先したいことがある方は無理に就職する必要はありませんが、少しでも正社員を目指すことに悩んでいる方は、一度就職エージェントに相談してみてください

リモートワークができる求人や、時短勤務が可能な仕事、契約社員など、自分に合った働き方を紹介してくれます。

このように、あなたに合った企業を探してくれて、選考対策もしてくれるので、正社員になるハードルが高いと感じている方には特におすすめです。

特に、フリーターなど正社員経験が少ない方の就職に特化しているUZUZでは、内定率が80%を超えており、ブラック企業を排除して優良企業を紹介してくれるので、ぜひ気軽に相談してみてください。

年代別にフリーターと正社員の月収比較

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」を参考に、20代から50代の年代別にフリーターと正社員の月収を比較します。

・20代:正社員 19.3万円、正社員以外 16万円

・30代:正社員 25万円、正社員以外 17.5万円

・40代:正社員 29.5万円、正社員以外 17.6万円

・50代:正社員 32.8万円、正社員以外 17.5万円

20代では正社員とフリーターの月収の差はあまり大きくありませんが、年齢を重ねるごとにその差は広がっていきます。

その理由は、フリーターは時給制のため、年齢を重ねても収入は自動的に上がらないからです。一方、正社員は年功序列の給与体系や昇給制度があるため、年齢と共に収入が増えます。

また、正社員には賞与やボーナスもあるため、フリーターとの収入差はさらに広がります。

フリーターで稼ぐコツ

年齢を重ねるごとに正社員とフリーターの収入には大きな差が生じますが、それでもフリーターとして働き続けることを選ぶ方に向け、フリーターで稼ぐためのコツを3つご紹介します。

・アルバイトをかけ持ちする

・時給が高い求人を選ぶ

・夜勤バイトをする

アルバイトをかけ持ちする

フリーターで収入を増やすためには、アルバイトをかけ持ちするのが効果的です。具体的な例を以下に示します。

・6〜8時:コンビニバイト 2200円(時給1100円)

・0時〜19時:フルタイムのアパレル販売スタッフ 9600円(時給1200円、休憩1時間)

・20時〜23時:コンビニバイト 3600円(時給1200円)

このように働いた場合、日給は1万5,400円となり、月20日間勤務すると約30万円の月収になりますので、かなりの収入が得られます。

しかし、常に働いている状態になるため、休息が十分に取れず体を壊す可能性が高まります。

また、年齢を重ねると無理な働き方は続けられなくなるため、長期的には難しいと言えます。

時給が高い求人を選ぶ

高収入のアルバイトには警備スタッフ、パチンコ店スタッフ、軽作業スタッフなどがあります。

都内の時給では1,500円〜2,200円程度で、平均よりも高いです。

しかし、高収入のアルバイトは人気のない仕事や体力的に厳しい仕事、職場環境があまり良くない仕事が多いため、体力的にも精神的にも辛いと感じることが多いです。

夜勤バイトをする

夜勤は午後10時から午前5時までの時間帯を指し、その間は時給が1.25倍になるため、日中のアルバイトよりも給与が高くなります。

夜勤のアルバイトとしては、軽作業系、イベント系、コンビニスタッフなどが挙げられます。これらの仕事の都内の時給は1,400円〜2,000円程度で、平均よりも高いです。

しかし、夜勤を続けると昼夜逆転し、体にも負担がかかるため、長期間続けることは難しいかもしれません。

フリーターのメリット・デメリット

フリーターを続けるべきか、それとも正社員として就職するべきか悩んでいる方に、フリーターのメリット・デメリットをご紹介します。

フリーターのメリット・デメリットは正社員のメリット・デメリットとも表裏一体であるため、正社員として就職するべきかの判断材料にしてくださいね。

フリーターとして働き続けるメリット

フリーターのメリットとしては以下の3つが挙げられます。

・時間的な自由がある

・仕事に対する責任が軽い

・正社員ほどのノルマがない

フリーターはシフト制であることが多く、給与も時間で管理されているため、残業がほとんどありません。そのため、時間的な自由が多くなります。

また、仕事のミスは基本的に正社員が責任を取るため、フリーターが大きな責任を負うことは少なく、仕事に対する責任も軽いです。

さらに、正社員に比べてノルマが少なく、仕事に対する精神的なプレッシャーも少ないことがメリットとして挙げられます。

フリーターとして働き続けるデメリット

フリーターのデメリットとしては以下の5つが挙げられます。

・貯金ができない

・結婚が難しく、老後が不安になる

・雇用が不安定

・福利厚生が利用できない

・病気や怪我で収入が途絶える

先ほどのシミュレーションで示したように、フリーターの月収は低く、貯金をする余裕はほとんどありません。

そのため貯金ができず、結婚も難しく、老後の生活に対する不安が続きます。

また、不景気や会社の経営状況などによって、真っ先に解雇されるのはフリーターなので、正社員に比べて雇用が不安定です。

さらに、病気や怪我になったとき、正社員とは異なり休職中の手当や給与はないため、休んだ分だけ収入が減るデメリットがあります。

フリーターから正社員に就職する方法

上記を読んで、フリーターではなく正社員になりたいと思った方もいるのではないでしょうか。

しかし、正社員経験がなかったり、正社員の職場から離れていたりすると、フリーターから正社員に就職できるのか不安になりますよね。

そんな方には、就職エージェントの利用がおすすめです。

就職エージェントは、あなたの希望を踏まえた求人を無料で紹介してくれるだけでなく、履歴書の作成や面接対策など、就職成功に向けて二人三脚でサポートしてくれます。

自分で一から履歴書を書いたり、数多くの企業の中から自分に合った働きやすい環境を見つけるのはなかなか大変ですし、時間もかかります。

特に、UZUZはブラック企業を排除し、優良企業を紹介してくれるほか、元既卒や短期離職経験者など過去に就活で挫折した経験のあるアドバイザーが多く在籍しているため、同じ目線で的確なアドバイスをしてもらえると評判です。

ハタラクティブもフリーターの就職に特化したエージェントで内定率が80%を超えているので、ぜひ一度相談してみることをおすすめします。

30代以上におすすめの就職方法

30代以上の方には、ハローワークや就職サイトの利用がおすすめです。ハローワークや就職サイトは利用に年齢制限がなく、30代以上でも求人の紹介をしてもらえます。

リクナビNEXTなどの転職サイトはすきま時間に求人検索ができるので非常に便利です。

ただし、登録された経歴のみで書類選考が行われるため、面接をしてくれる企業が見つかるまで応募を続ける必要があります。

ハローワークも年齢制限がないものの、一方でブラックな求人も一定数混ざっていることがあるため、注意が必要です。しっかりと見極めることが大切です。

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