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転職でSPIは必要!?現役エージェントが適性検査対策を徹底解説します!
今回は、転職活動におけるSPIについて、就職・転職支援の専門家である現役転職エージェントが徹底的に解説します。また、適性検査の対策法や合格の基準、一番気になる合否への影響についても紹介します。
SPIの結果は合否にどれほど影響するのか?
SPI(適性検査)の正解率は新卒では約8割が必要と言われています。この知識をもとに中途でSPIを受ける際も同様に8割の正解が必要だと考える転職者は多いですが、実際には中途採用のSPIでは3〜4割の正解率で十分です。企業によって基準が異なるため一概には言えませんが、高くても5割程度の正解率が求められることが多いです。ただし、正解率が3割を切ると合格ラインを下回ってしまうことがあります。例えば、SPI(適性検査)のテストが面接前の段階で行われる場合、書類選考の段階で不採用となる可能性が高いです。
転職のSPI対策には転職エージェントがおすすめ
一般的にSPI(適性検査)の正答率は3〜4割で十分とはいえ、正答率のボーダーや結果の重視度は企業ごとに異なるため注意が必要です。そこで、SPI対策には転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントは企業と連携しているため、志望企業の合否のボーダーや出題傾向を事前に知り、効果的なSPI対策が可能です。
書類選考を通過したのに、SPI対策が不十分で不合格になるのは避けたいものです。SPIは本選考に比べて影響が少ないとはいえ、油断は禁物です。とはいえ、書類選考対策や面接対策に注力したいので、SPIにはあまり時間をかけたくないという方も多いでしょう。そういった点でも、転職エージェントを利用して効率的にSPI対策を進めるべきです。
転職におけるSPI・適性検査とは
SPI(適性検査)は新卒採用で実施される印象が強いですが、最近では中途採用でも導入する企業が増えています。そもそもSPIとは、Synthetic(総合的な) Personality(個性・性格) Inventory(評価)の略で、企業が就活生の能力を測る筆記試験として、現在は1万社以上が採用しています。SPI(適性検査)には全部で3種類あり、それぞれ以下のようになっています。
- SPI-H・・・高校生の採用時に使われる
- SPI-U・・・大学生の採用時に使われる
- SPI-G・・・中途者の採用時に使われる
基本的にSPIで出題される問題は、新卒と中途でも変わらず「言語問題」「非言語問題」「性格検査」の3つです。企業によっては、まれに英語問題が出題されることもあります。この言語問題と非言語問題は、いわゆる国語と数学で、中学卒業レベルの問題が出題されます。
中途者の採用に使用される「SPI-G」は、言語問題の難易度が少し高く、非言語問題が少し簡単とされています。ただし、新卒で使われる「SPI-U」と「SPI-G」では、出題される問題に大きな違いはなく、ほぼ同じレベルですが、多少の違いがある程度です。
SPIは転職者を深く理解するために実施される
SPI(適性検査)は履歴書だけでは判断できない転職者の適性を、企業がより深く理解できるように開発されました。企業側は、効率的に人柄や適性を重視しながら大量の採用候補者を絞り込むことが重要です。SPI試験は、そのための”ふるい“として機能しています。
転職のSPIではどんな問題が出るのか?
SPI(適性検査)の試験では、大きく分けて以下の2種類があります。
● 能力検査
● 性格検査
これら2種類の検査では、どのような問題が出題されるのかを解説していきます。
<能力検査>
能力検査は、働く上で必要な基礎能力を測るための検査です。具体的には、「言語分野(国語)」と「非言語分野(数学)」の2種類の問題を通して、問題の理解度やロジカルに考え答えを導く力を評価します。言語分野では、言葉の意味や文章の理解力を問う問題が出題されます。一方、非言語分野では、数的処理や論理的思考力を測る問題が出されます。また、企業によっては英語の問題が出題されることもあります。
問題例
吉田さんは一眼レフカメラを頭金で総額の1/5を支払い、残額を7回に均等分割払いとし た。分割払いを1回支払ったのちの残額はどれだけになるか。利息は考慮しなくてもよ い。
答え: 24/35
<性格検査>
性格検査は、転職者がどのような仕事や組織に向いているかなど、その人の特性を把握するための検査です。実際の検査内容は日頃の行動や考え方について、多角的な方向から質問されます。具体的には、物事や人、目標に対する考え方などについて2つの選択肢が提示され、どちらが自分に当てはまるかを選択していく形式です。
問題例
A:1人で行動するのが好きだ
B: みんなで行動するのが好きだ
→当てはまるほうを選択
SPI(適性検査)の対策方法
今ご紹介した問題を見て、すぐに解けなくても、しっかり対策をすればできるようになりますので、安心してください。
そのためのSPI(適性検査)対策方法を解説していきます。基本的に、言語問題と非言語問題は中学・高校レベルの問題が出題されます。
問題のレベル自体はそこまで高いわけではありませんが、出題方法にかなり癖があります。筆者がこれまで相談を受けてきた人たちの中にも、SPIを受ける方々がいましたが、全員にSPIノートの会監修の対策本をおすすめしています。
SPIは問題に癖がある上に、そもそも問題数も多いです。正直に1問1問解いていたら、確実に時間内には終わらないようにできています。その問題集や効率的な回答方法も、SPIノートの会監修のテキストに載っています。
癖のある問題に対する対策のヒントやコツを教えてくれる、いわば攻略本のような本です。これと転職版の問題集が1冊あれば十分です。問題集については特にどの本が良いというのはありません。
問題集はとりあえず1冊やってみて、うまく解けなかったところをもう一度反復する程度で良いです。もし余裕があれば、2度ほど反復しておけば十分でしょう。
SPIテストの実施方法は4つ
SPI(適性検査)には4つの実施方法があります。応募企業によって、どの方法でテストを実施するかは異なります。主に以下の4つの方法で行われます。
○ Webテスティング
○ テストセンター
○ ペーパーテスティング
○ インハウスCBT
上記4つの中でも、実施方法が「Webテスティング」と「テストセンター」でSPI試験を行う場合、注意すべき点があります。この2つは、受験者ごとに出題される問題が異なります。そして、出題された問題ごとに制限時間があります。
基本的にテストはPCで行われることがほとんどなので、誤った回答を選択してしまった場合、先に進んだ後では元のページには戻れません。
以下から詳しく解説していきます。
・Webテスティング
インターネット環境に接続できるパソコンから受検する形式です。指定された受検期間内の都合の良い時間に、自宅や学校のパソコンから受検します。
中途採用でSPI(適性検査)がある場合、この方法で実施されることが多いです。
・テストセンター
SPI(適性検査)を開発したリクルートが用意する会場のパソコンで受検する形式です。指定された受検期間の中から都合の良い日程・会場を予約し、受検します。
・ペーパーテスティング
応募先の企業が用意した会場で、マークシートを使用して受検する形式です。一般的な資格試験と同じ方法です。
・インハウスCBT
応募先の企業に出向き、企業内のパソコンで受検する形式です。
SPI試験で注意すべきポイント
筆者が思う、SPI(適性検査)で注意してほしいポイントは、先ほど対策法を紹介した言語問題や非言語問題よりも、性格検査です。
実際、言語問題と非言語問題の成績が良くても、性格検査で不合格になることが稀にあります。
性格検査の注意点として、他のコラム記事では「素直に答える」「嘘をつかない」と書かれていることが多いですが、正直言ってこれは誤りです。
まずは面接を通過することを目指すべきなので、性格検査では会社や職種に合わせてキャラクターを作り上げて回答すべきです。
ただし、問題の中には「今まで嘘をついたことはありませんか?」のように、良い回答をすると明らかに嘘とわかるものもあるので、そこだけは注意が必要です。
「能力検査」では、ある程度の練習問題を実施しておきましょう。とは言え、あくまで足切りのためなので、時間をかけすぎるのは得策ではありません。その分、面接対策に時間を割いたほうが良いです。
また、SPI(適性検査)の落とし穴として、正解率だけでなく回答率も見られています。多くの問題をどれだけ回答したかによって、転職者がどのように業務を遂行するかを評価するため、回答率も重要です。
選考対策は転職エージェントに相談しましょう
転職を成功させるためには、SPI(適性検査)の対策だけでなく、自己分析や書類選考、面接の対策も重要です。
転職エージェントは、企業の採用担当者に直接「企業がどんな人材を求めているのか」をヒアリングしているため、企業HPにも載っていない生の情報を持っています。
履歴書や職務経歴書だけでは伝わらないあなたの魅力を企業に伝え、企業の特性に合わせたサポートを提供してくれるので、転職を有利に進めることができます。
「自分にはどんな企業や仕事が合っているのか?」という疑問にも、数多くの転職サポートの経験から客観的なアドバイスをもらえるので、相談してみる価値は十分にあります。