本田技研工業株式会社の平均年収は高い？職種・経歴・年代別の給与実態を解説！

「本田技研工業株式会社の平均年収ってどのくらい？高いの？」
「年収の割にきつい・しんどいって本当？」

この記事では、本田技研工業株式会社のリアルな平均年収から職種・年代・経歴別の違い、役員の年収までを社員の口コミを含めながら徹底解説します。
また、福利厚生や業務量などを理解していただき、就職・転職活動に役立てていただけると幸いです。

他にも、本田技研工業株式会社の平均年収を他社と比較しながら、分析するので参考にしてみてください。

本田技研工業の会社情報

社名	本田技研工業株式会社 【英訳名】 HONDA MOTOR CO., LTD.
本社所在地	東京都港区南青山二丁目１番１号
代表者	取締役 代表執行役社長 三 部 敏 宏
設立	1948年（昭和23年）9月
資本金	860億6700万円
発行済株式数	5,434,285,290株
HP	https://www.honda.co.jp/

本田技研工業の平均年収は約823万円

年度	平均年収	平均年齢	平均勤続年数
2022年度(第99期)	823万円	44.7歳	22.2年
2021年度(第98期)	779万円	44.7歳	22.2年
2020年度(第97期)	799万円	44.9歳	22.5年
2019年度(第96期)	817万円	45.5歳	23.8年

2022年度(第99期)の有価証券報告書によると、本田技研工業株式会社の平均年収は823万円とされています。

2022年度(第99期)の従業員の状況としては、以下の通りです。

従業員の状況	数値
従業員数	33,065人[2,309人] ※[]内は臨時従業員など
平均年齢	44.7歳
平均勤続年数	22.2年
平均年間給与	8,221000円

これらの平均年収には、賞与及び基準外賃金も含まれています。

平均月収は57万円

本田技研工業株式会社の平均月収は公開されていません。

しかし、ボーナスを2.5ヶ月分と仮定すると、平均年収から月57万円程度だと確認できます。

実際の平均月収とは違いがある可能性もありますが、月50万円の月収を得ている従業員も少なくないでしょう。

ちなみに、dodaの募集要項を見てみると、ITエンジニアの職種で月給は月給22万6000円～（予定年収 550万円～1198万円）と記載されています。（2024年６月）

2022年の厚生労働省の調査によると、日本の平均給与（平均年齢47.0歳）は、月収で31.6万円なので、本田技研工業株式会社は平均より高い給与水準だと分かります。

【職種別】本田技研工業株式会社の平均年収

ここでは職種別の本田技研工業株式会社の平均年収を紹介します。

職種別の平均年収は公表されていませんが、dodaなどの転職サイトの募集を確認するとおおよその目安が把握できます。

• 営業職の平均年収
• 企画・管理職の平均年収
• 技術職（SE・インフラエンジニア・Webエンジニア）職の平均年収
• 技術職（組み込みソフトウェア）職の平均年収
• 事務・アシスタント 職の平均年収

それぞれ詳しく見ていきましょう。

営業職の平均年収

募集内容	予定年収
自動車・装置・機械製品営業	290万円～360万円

企画・管理職の平均年収

本田技研工業ではさまざまな企画・管理職が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
商品企画・サービス企画	470万円~1198万円
経理・財務・会計・内部統制	470万円～1198万円
物流管理（企画）・購買・貿易	450万円～1,000万円
データアナリスト・データサイエンティスト・リサーチャー	450万円～1,000万円
経営企画・事業企画・営業企画	450万円～1,000万円
人事	450万円～1198万円

企画・管理職募集については、年収1,000万円近くに達するケースがあります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

技術職（SE・インフラエンジニア・Webエンジニア）職の平均年収

本田技研工業ではさまざまな技術職（SE・インフラエンジニア・Webエンジニア）職が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
業務系アプリケーションエンジニア・プログラマ	370万円～950万円
インフラエンジニア	450万円～1,000万円
Webサービスエンジニア（ネットワーク・サーバー・データベース）	480万円～800万円
社内SE（社内情報システム）	550万円～1198万円
データサイエンティスト	550万円～1198万円
プログラマ・Webサービス系エンジニア	370万円～720万円
スマホアプリ・ネイティブアプリ系エンジニア	370万円～720万円
制御系ソフトウェア開発（通信・ネットワーク・IoT関連）	370万円～1,000万円

技術職（SE・インフラエンジニア・Webエンジニア）職募集については、年収1,000万円近くに達するケースがあります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

技術職（組み込みソフトウェア）職の平均年収

本田技研工業ではさまざまな技術職（組み込みソフトウェア）職が募集されています。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
基礎研究・先行開発・要素技術開発（組み込みソフトウエア）	450万円～1198万円
プロジェクトマネージャー	450万円～1198万円
品質管理・品質保証・テクニカルサポート（組み込みソフトウエア）	510万円～900万円

基礎研究・先行開発・要素技術開発（組み込みソフトウエア）・プロジェクトマネージャー 職募集については、年収1,000万円近くに達するケースがあります。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

事務・アシスタント 職の平均年収

募集内容	予定年収
事務・アシスタント	300万円～350万円

【年代別】本田技研工業の平均年収

ライトハウスで本田技研工業の情報を検索すると、年代別の平均年収が確認できます。

本田技研工業の年代別の平均年収は、以下の通りです。

年齢	平均年収	最高年収	回答人数
25~29歳	510万円	800万円	89人
30~34歳	642万円	900万円	96人
35~39歳	758万円	1200万円	67人

ただし、ライトハウスのデータは口コミを記入した社員だけの情報なので、実際の数値とは異なる可能性がある点に注意してください。

とはいえ、大まかな目安を確認するのに参考になります。

20代の平均年収

本田技研工業の20代の平均年収は、510万円程度です。

年齢	平均年収	最高年収	回答人数
25~29歳	510万円	800万円	89人

2022年の国税庁の民間給与実態統計調査によると、25歳〜29歳の平均年収は389万円という結果が出ています。

本田技研工業の20代は、かなりの高所得だと分かります。

30代の平均年収

30代の前半と後半で平均年収は異なります。

年齢	平均年収	最高年収	回答人数
30~34歳	642万円	900万円	96人
35~39歳	758万円	1200万円	67人

30代で年収1,000万円を超える方も見受けられました。

2022年の国税庁の民間給与実態統計調査によると、30代前半の平均年収は642万円、30代後半の平均年収は758万円という結果が出ています。

本田技研工業の30代も、かなりの高所得だと分かります。

【経歴別】本田技研工業の平均年収

当然ですが、同じ本田技研工業の社員でも、経歴によって年収が異なります。

参考までに、ここでは新卒採用の年収と中途採用の年収について見ていきましょう。

• 新卒採用
• 中途採用

新卒の初任給・採用

2025年度の新卒採用の募集要項から分かる、年収データは以下の通りです。

職種	初任給
＜事務系＞ ・セールス・マーケティング ・生産管理・物流 ・購買・部品調達 ・人事 ・知的財産・法務 ・経理・財務 ・DX・IT（事務系） ・事務系ポテンシャル採用コース	学部／高専専攻科卒：251,000円 修士了：275,900円 （2023年度実績）
＜技術系＞ ・カーボンニュートラル/ リソースサーキュレーション研究開発 ・材料研究開発 ・先進安全・知能化研究開発 ・モビリティ知能化・ ロボティクス技術の研究開発 ・空・宇宙モビリティの​研究開発​ ・四輪完成車研究開発 ・生産技術 ・ビジネスデータサイエンス ・四輪電子制御 プラットフォーム研究開発 ・四輪電子制御 パワートレイン・UX研究開発 ・二輪・パワープロダクツ 電動製品開発,電装システム開発 ・二輪・パワープロダクツ ICE製品設計・研究開発 ・二輪・パワープロダクツ コネクテッド・ソフトウェア開発, 制御システム開発 ・DX・IT（技術系） ・技術系ポテンシャルコース	学部／高専専攻科卒：251,000円 修士了：275,900円 （2023年度実績）

厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査（初任給）の概況によると、令和5年大卒の初任給平均は約24万円、12カ月で288万円とされています。

本田技研工業の新卒の初任給は、標準より高めだと言えます。

中途の給料・採用

2025年度の中途採用の募集要項から分かる、予定年収は以下の通りです。

職種	予定年収
博士課程・ポスドク・社会人経験3年未満	450万～1000万円
デザイン	450万～1000万円
生産技術開発	450万～1000万円
購買・調達	450万～1000万円
研究開発（エネルギー・新モビリティ等）	450万～1000万円
研究開発（パワープロダクツ	450万～1000万円
施設管理	450万～1000万円
設備	450万～1000万円
研究開発（四輪）	450万～1000万円
研究開発（二輪）	450万～1000万円
営業	450万～1000万円
広報	450万～1000万円
マーケティング・商品企画	450万～1000万円
経営企画・事業企画	450万～1000万円
人事・総務	450万～1000万円
経理・財務	450万～1000万円
法務・知財	450万～1000万円
IT企画・社内SE	450万～1000万円
サービス	450万～1000万円
品質	450万～1000万円
物流・生産管理	450万～1000万円
有期雇用	1,000万～

給与は職種によって異なりますが、中途採用の場合だと会社の平均年収である823万円が一つの指標になるでしょう。

本田技研工業は、経験やスキルによって年収に大きな差が生まれると言えます。

本田技研工業の最高年収｜役員の年収はいくら？

本田技研工業の年収について調べていくと、「役員の年収はどのくらいだろうか？」や「最高年収だとどのくらいまで到達する？」など、さまざまな疑問が浮かぶでしょう。

有価証券報告書には役員の年収データが記載されています。

2023年9月期のデータによると、役員ごとの報酬等の総額は以下のようになっています。

区分	報酬等の総額
取締役　(社外取締役を除く)	291百万円
社外取締役	90百万円
執行役	794百万円

また、3名に関しては報酬データが公開されています。

氏名	連結報酬等の総額
倉石 誠司　(取締役)	138百万円
三部 敏宏　(取締役 執行役)	348百万円
竹内 弘平　(取締役 執行役)	164百万円

三部 敏宏氏は本田技研工業代表取締役社長です。*2024年6月時点

年間報酬は3億4800万円と、本田技研工業の最高年収である可能性が高いと言えます。

本田技研工業の年収が高い理由

本田技研工業株式会社は二輪の世界シェアNo. 1を占めています。

オートバイの他にも自動車、耕うん機、船外機・小型ジェット機などを製造販売し国外シェアが高く、さらに技術、製品力、ブランド力があり、グローバルで事業展開しています。

その中でも専門職の求人が多く、高い年収につながっていると思われます。

本田技研工業の給与・評価制度

評価制度

本田技研工業株式会社は日本人の平均年収や競合他社と比べても、高い年収水準となります。

でもなぜここまで年収が高いのでしょうか？

その理由としては、人材育成に力を入れており、キャリア形成の支援を展開していることが挙げられます。

Hondaの評価制度は、本人による実績申告と上司からのフィードバックを幹に相違点や今後の方向性を話し合う「2Wayコミュニケーション」というものがありました。

それをさらに進化させ、キャリア研修・キャリア相談などを通して、双方の考え・想いをすり合わせ、相互信頼関係の構築を行いながら、会社およびマネジメントが自律的なキャリア形成を支援していく制度があります。

参照：本田技研工業｜人材育成

これにより、他社でも必要な人材になり、さらなる収入アップに貢献していると考えられます。

福利厚生

本田技研工業の福利厚生は以下の通りとなります。

福利厚生	主な内容
住まい・通勤	通勤手当、住宅手当、育児介護手当、食事補助、
その他	●制度 互助会、特別見舞金、財形貯蓄、住宅共済金、 育児介護支援、退職年金など ●施設 独身寮、保養所、 グラウンド・体育館などのスポーツ施設など

残業代・残業時間

ライトハウスに記載してあるオープンハウスの平均年収（正社員）および残業時間（月間）から、2.5ヶ月分の賞与、１日８時間２０日間勤務として、時間外手当を２５％増しとした１ヶ月分の残業代は以下の通りとなります。

平均年収	残業時間（月）	残業代（月）
約696万円	35時間	約108,000円

本田技研工業の年収を他社と比較

dodaで同業他社の年収と比較すると、本田技研工業よりも平均年収の高い会社があります。

会社名	平均年収
株式会社キーエンス	2,279万円
株式会社ＳＣＲＥＥＮホールディングス	924万円
株式会社オプトラン	911万円

しかし、本田技研工業は同業他社の中でも比較的平均年収が高い企業であり、これらの企業はほんの一部と言えるでしょう。

平均年収は企業の正社員比率や売上によって変わるため、上記の年収は参考程度で考えてください。

本田技研工業の年収に関する口コミ

ここでは本田技研工業の年収に対する社員の口コミなどを見ていきましょう。

indeedデータでは、主に以下のような声がありました。

• 良い雰囲気
• コミュニケーションが取れる。

それぞれの口コミをまとめました。

本田技研工業の年収に関するよくある質問

最後にオープンハウスの年収に関するよくある質問を紹介します。

• オープンハウスの手取りは？
• オープンハウスのボーナスはどのくらい？
• オープンハウスは年収の割にきつい？

それぞれ詳しく見ていきましょう。

オープンハウスの手取りは？

本田技研工業の手取りデータは公開されていませんが、ツールを使うことで大まかな目安は把握できます。

ここでは、本田技研工業の平均年収である823万円（想定月収57万円 / ボーナス139万円 / 年齢40才）を、東京都の手取り額で計算します。

すると想定手取りは以下のようになります。

項目	年収	月収	ボーナス
額面収入	8,230,000円	570,000円	1,390,000円
手取り額	6,220,283円	428,985円	1,072,463円

本田技研工業の平均年収から考える想定手取りは、622万円程度です。

上記は自分自身の月給とボーナスの額に基づく手取り計算ツールです。一方、結婚して配偶者を扶養している場合、課税所得の控除を受けることができ、結果として手取りが増える可能性があります。

具体的には、扶養している配偶者の年収が約103万円以下の場合は「配偶者控除」、配偶者の年収が約201万円以下の場合は「配偶者特別控除」という仕組みを利用して、所得税や住民税の支払額を少なくすることができます。

本田技研工業のボーナスはどのくらい？

本田技研工業のボーナス額は公表されていないうえに、業績によって毎年変わる可能性があります。

一般的に、ボーナスは月給の2ヶ月程度が多いですが、オープンハウスは2ヶ月分が年に2回支給されるとの声もあります。

本田技研工業は年収の割にきつい？

本田技研工業が年収の割にきついかどうかは、勤務地の環境や個人の価値観によって異なるため、一概に言えません。

しかし、大手企業でコンプライアンスに遵守されているため、働きに合った報酬がもらえると考えるのが妥当でしょう。

本田技研工業は年収の割にきついかどうかを判断するには、就職・転職活動を通して、実際に働く社員から直接聞くのがおすすめです。

まとめ：本田技研工業の平均年収は823万円

本田技研工業のリアルな平均年収は823万円です。

この年収額は、本田技研工業が属する自動車業界の中では、トヨタや日産には及ばないものの、全体の中では比較的高めの年収だと言えます。

有名企業なので、年収水準が高いのは当然でしょう。

会社の採用サイトや転職サイトのdodaを確認すると、中途採用でいきなり年収1,000万円を超えるケースも少なくありません。

当サイトでは、本田技研工業の他にもさまざまな有名企業の年収データを調査して、公開しています。

気になる方は、別の記事もぜひ確認してみてください。