アサヒビールの平均年収は高い？職種・経歴・年代別の給与実態を解説！

「アサヒビールの平均年収ってどのくらい？高いの？」
「年収の割にきつい・しんどいって本当？」

アサヒビールは、多様な働き方を支援していて、営業職の場合は残業手当が手厚く付くと言われています。

この記事では、アサヒビールのリアルな平均年収から職種・年代・経歴別の違い、役員の年収までを社員の口コミを含めながら徹底解説します。
また、福利厚生や業務量などを理解していただき、就職・転職活動に役立てていただけると幸いです。

他にも、アサヒビールの平均年収を他社と比較しながら、分析するので参考にしてみてください。

アサヒビールの会社情報

社名	アサヒビール株式会社　ASAHI BREWERIES, LTD.
本社所在地	〒130-8602　東京都墨田区吾妻橋1-23-1
代表者	代表取締役社長　松山 一雄（まつやま かずお）
設立	1949年：朝日麦酒株式会社として設立
資本金	200億円
発行済株式数	507,003,000株
HP	https://www.asahibeer.co.jp/

アサヒビールの平均年収は約1,233万円

年度	平均年収	平均年齢	平均勤続年数
2019年12月期	1,251万円	45.7歳	17.0年
2020年12月期	1,326万円	46.2歳	17.0年
2021年12月期	1,115万円	46.2歳	17.0年
2022年12月期	1,230万円	41.3歳	11.9年
2023年12月期	1,233万円	42.8歳	2.7年

2023年12月期の有価証券報告書によると、アサヒビールの平均年収は1,233万円とされています。

2023年12月期の従業員の状況としては、以下の通りです。

従業員の状況	数値
従業員数	192人[8人] ※[]内は臨時従業員など
平均年齢	42.8歳
平均勤続年数	2.7年
平均年間給与	12,326,738円

これらの平均年収には、賞与及び基準外賃金も含まれています。

平均月収は86万円

アサヒビールの平均月収は公開されていません。

しかし、ボーナスを2.5ヶ月分と仮定すると、平均年収から月86万円程度だと確認できます。

実際の平均月収とは違いがある可能性もありますが、月86万円の月収を得ている従業員も少なくないでしょう。

ちなみに、dodaの募集要項を見てみると、営業職で月給は勤務地によって200,000円～（予定年収430万円）と記載されています。（2024年6月）

しかし、これは契約社員としての給与報酬です。
この求人では、条件によって無期契約社員登用制度や正社員登用制度を設けています。

【職種別】アサヒビールの平均年収

ここでは職種別のアサヒビールの平均年収を紹介します。

職種別の平均年収は公表されていませんが、dodaなどの転職サイトの募集を確認するとおおよその目安が把握できます。

こちらでは、営業職の平均年収を見ていきましょう。

年収については以下の通りとなっています。

募集内容	予定年収
食品・飲料営業（国内）	430万円

繰り返しますが、これは契約社員としての給与報酬のため、予定年収が低めに設定されています。
しかし、この求人は、条件によって無期契約社員登用制度や正社員登用制度を設けています。

該当するスキルを持っている方は、ぜひ内容を確認してみてください。

【年代別】アサヒビールの平均年収

ライトハウスでアサヒビールの情報を検索すると、年代別の平均年収が確認できます。

アサヒビールの年代別の平均年収は、以下の通りです。

年齢	平均年収	最高年収	回答人数
25～29歳	541万円	800万円	16人
30～34歳	648万円	850万円	13人
35～39歳	828万円	1300万円	10人
40～44歳	689万円	1000万円	5人

ただし、ライトハウスのデータは口コミを記入した社員だけの情報なので、実際の数値とは異なる可能性がある点に注意してください。

とはいえ、大まかな目安を確認するのに参考になります。

20代の平均年収

アサヒビールの20代の平均年収は、541万円程度です。

年齢	平均年収	最高年収	回答人数
25～29歳	541万円	800万円	16人

2022年の国税庁の民間給与実態統計調査によると、25歳〜29歳の平均年収は389万円という結果が出ています。

アサヒビールの20代は、かなりの高所得だと分かります。

30代の平均年収

30代の前半と後半で平均年収は異なります。

年齢	平均年収	最高年収	回答人数
30～34歳	648万円	850万円	13人
35～39歳	828万円	1300万円	10人

30代で年収1,000万円を超える方も見受けられました。

2022年の国税庁の民間給与実態統計調査によると、30代前半の平均年収は425万円、30代後半の平均年収は462万円という結果が出ています。

アサヒビールの30代も、かなりの高所得だと分かります。

40代の平均年収

アサヒビールの40代の平均年収は、689万円程度です。

年齢	平均年収	最高年収	回答人数
40～44歳	689万円	1000万円	5人

40代でも年収1,000万円を超える方が見受けられました。

2022年の国税庁の民間給与実態統計調査によると、40歳～44歳の平均年収は491万円という結果が出ています。

アサヒビールの40代も、かなりの高所得だと分かります。

【経歴別】アサヒビールの平均年収

当然ですが、同じアサヒビールの社員でも、経歴によって年収が異なります。

参考までに、ここでは新卒採用の年収と中途採用の年収について見ていきましょう。

• 新卒採用
• キャリア（中途）採用

新卒の初任給・採用

2025年度の新卒採用の募集要項から分かる、年収データは以下の通りです。

職種	初任給
事務系	273,500円
技術系（生産研究部門）	273,500円
技術系（エンジニアリング部門）	273,500円

厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査（初任給）の概況によると、令和5年大卒の初任給平均は約24万円、12カ月で288万円とされています。

アサヒビールの新卒の初任給は、標準より高めだと言えます。

キャリア（中途）の給料・採用

2025年度のキャリア（中途）採用の募集要項から分かる、予定年収は以下の通りです。

職種	予定年収
営業担当_国内シェアトップクラスの総合酒類メーカー	500万円～700万円
ブランド構築/商品開発に関するリサーチ業務	応相談

給与は職種によって異なりますが、キャリア（中途）採用の場合だと会社の平均年収である1,233万円に届かないようです。
とはいえ、求人には経験・年齢を考慮し、会社規定に沿って給与を決定するそうです。

アサヒビールの最高年収｜役員の年収はいくら？

アサヒビールの年収について調べていくと、「役員の年収はどのくらいだろうか？」や「最高年収だとどのくらいまで到達する？」など、さまざまな疑問が浮かぶでしょう。

有価証券報告書には役員の年収データが記載されています。

2023年12月期のデータによると、役員ごとの報酬等の総額は以下のようになっています。

区分	報酬等の総額
取締役 （社外取締役を除く）	750百万円
監査役 （社外監査役を除く）	79百万円
社外役員	127百万円

また、3名に関しては報酬データが公開されています。

氏名	連結報酬等の総額
小路　明善（取締役）	203百万円
勝木　敦志（取締役）	356百万円

アサヒビールの年収が高い理由

アサヒビールは日本人の平均年収（458万円）や競合他社と比べても、高い年収水準となります。
（参照：令和4年度国税庁の民間給与実態統計調査）

でもなぜここまで年収が高いのでしょうか？

その理由としては、従業員に対していきいきと働けるように取り組んでいるからです。

多様な働き方を支援

アサヒビールでは、ワークスタイルバランスを重視し、従業員がより柔軟に働くことができる環境を整えています。自由に出社・退社時間を決められる「スーパーフレックスタイム制度」や、自宅で働ける「テレワーク制度」の柔軟な働き方を推進する環境を用意しています。

他にも、一度退職しても再びアサヒビールで働ける「ウェルカムバック制度」も設けています。

このことから、従業員が離職しないよう、企業が取り組んでいることが分かります。

（参照：アサヒビール｜サステナビリティ）

お節介文化を活かしたブラザーシスター制度

これは新入社員がスムーズに職場環境に慣れ、仕事に取り組めるように、年齢の近い先輩社員が入社して間もない新入社員を指導する制度です。

この制度を通じて、新入社員が心理的安全性を担保しながら成長できる環境を整えています。
新入社員の早期離職を防いで、長く続けられる仕組みです。

この取り組みも、平均年収の高さに関係していると考えられます。

（参照：アサヒビール｜サステナビリティ）

次世代幹部候補の育成支援・資格取得支援・各種eラーニングの整備

アサヒビールでは、次世代幹部候補の育成として、新たな発想と行動で組織に変革を起こしていく人材を育成する「A-CAP」などの研修プログラムを揃えています。加えて、社員のスキルアップと自己研鑽意欲向上を図り、業務成果の向上及びキャリアデザイン実現を支援するため、多くの資格取得支援制度を導入しています。

また、各種のeラーニングの整備により、各自が自身のタイミングで自己研鑽ができる環境を整備しています。

このような取り組みが行われることにより、社員のスキルアップが図れるので、それも平均年収につながっていると考えられます。

（参照：アサヒビール｜サステナビリティ）

アサヒビールの給与・福利厚生

福利厚生

アサヒビールの福利厚生は以下の通りになります。

福利厚生	主な内容
多様な働き方	・スーパーフレックスタイム制度 ・テレワーク ・直行直帰 ・服装の自由化
その他	・子育て休暇 ・育児短時間勤務 ・育児休暇 ・育児時間 ・介護休暇 ・介護休業 ・つわり休暇 ・出産休暇 ・出産育児一時金 ・リフレッシュ休暇 ・健康チャレンジ ・スポーツ施設利用補助 ・ニコット（共済金）

残業代・残業時間

ライトハウスに記載してあるアサヒビールの平均年収（正社員）および残業時間（月間）から、2.5ヶ月分の賞与、１日７時間３０分２０日間勤務として、時間外手当を２５％増しとした１ヶ月分の残業代は以下の通りとなります。

平均年収	残業時間（月）	残業代（月）
約738万円	31時間	約109,000円

アサヒビールの年収を他社と比較

dodaで同業他社の年収と比較すると、以下の会社があります。

会社名	予定年収
株式会社おやつカンパニー	400万円～550万円
株式会社ファーマインド茨城農園	500万円～740万円
株式会社あいやホールディングス	354万円～520万円

アサヒビールは同業他社の中でも比較的平均年収が高い企業であることが分かります。
しかし、これらの企業はほんの一部と言えるでしょう。

平均年収は企業の正社員比率や売上によって変わるため、上記の年収は参考程度で考えてください。

アサヒビールの年収に関する口コミ

ここでは、アサヒビールの年収に対する社員の口コミなどを見ていきましょう。

indeedでは、主に以下のような声がありました。

• ラウンダー業の場合、残業は本人次第
• 残業手当がきちんとしている
• 福利厚生が良い

それぞれの口コミをまとめました。

アサヒビールの年収に関するよくある質問

最後にアサヒビールの年収に関するよくある質問を紹介します。

• アサヒビールの手取りは？
• アサヒビールのボーナスはどのくらい？
• アサヒビールは年収の割にきつい？

それぞれ詳しく見ていきましょう。

アサヒビールの手取りは？

アサヒビールの手取りデータは公開されていませんが、ツールを使うことで大まかな目安は把握できます。

ここでは、アサヒビールの平均年収である1,233万円（想定月収86万円／ボーナス201万円／年齢37才）を、東京都の手取り額で計算します。

すると想定手取りは以下のようになります。

項目	年収	月収	ボーナス
額面収入	12,330,000円	860,000円	2,010,000円
手取り額	9,011,837円	621,506円	1,553,765円

アサヒビールの平均年収から考える想定手取りは、902万円程度です。

上記は自分自身の月給とボーナスの額に基づく手取り計算ツールです。一方、結婚して配偶者を扶養している場合、課税所得の控除を受けることができ、結果として手取りが増える可能性があります。

具体的には、扶養している配偶者の年収が約103万円以下の場合は「配偶者控除」、配偶者の年収が約201万円以下の場合は「配偶者特別控除」という仕組みを利用して、所得税や住民税の支払額を少なくすることができます。

アサヒビールのボーナスはどのくらい？

アサヒビールのボーナス額は公表されていないうえに、業績によって毎年変わる可能性があります。

一般的に、ボーナスは月給の2ヶ月程度が多いですが、アサヒビールは2ヶ月分が年に2回（6月、12月）支給されるとの声もあります。

アサヒビールは年収の割にきつい？

アサヒビールが年収の割にきついかどうかは、勤務地の環境や個人の価値観によって異なるため、一概に言えません。

しかし、大手企業でコンプライアンスに遵守されているため、働きに合った報酬がもらえると考えるのが妥当でしょう。

アサヒビールは年収の割にきついかどうかを判断するには、就職・転職活動を通して、実際に働く社員から直接聞くのがおすすめです。

まとめ：アサヒビールの平均年収は1,233万円

アサヒビールのリアルな平均年収は1,233万円です。

この年収額は、アサヒビールが属する食品・飲料メーカー業界と比べても高めの年収だと言えます。

有名企業なので、年収水準が高いのは当然でしょう。

これはライトハウスでの情報ですが、アサヒビールでは30代後半となると、年収が1,000万円も超えるケースも見受けられました。

当サイトでは、アサヒビールの他にもさまざまな有名企業の年収データを調査して、公開しています。

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